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う~ん。そうなんですよね~。本当にありがたいというか、申し訳ないというか(笑)。
ムシパン専門店ってアイデアが珍しかったですからね。でもあまり人には言っていませんが、けっこう苦労した時期もありましたよ(笑)。
「蒸しパン」ってのは知名度は高いです。誰もが知っています。作った事のある人も多い。だからこそ、それを専門店として営業していくためには、「専門店のムシパンは違うぞ!」という認識してもらう必要がある、つまり、いうなれば「ミスタームシパンの市民権拡大」です。
やっぱり美味しくても「たかが、蒸しパン」なんですよね。ミスタームシパンは絶対みんなが知っている蒸しパンとは違う。家で手軽に作る蒸しパンとは違う。食材にもこだわるし、製法にもこだわる。ムシパンの生地には卵も乳製品も使っていない。スーパーやコンビニで大きいサイズで安く売っている蒸しパンとは根本的に違う。
そこを幅広い方々に理解し認識してもらうためにはやはり時間が必要でした。
ムシパン専門店「ムッシュムシパン」を開業したのが、2005年3月です。

この当時は本当に資金がなかったので、出店できる立地といったら寂れた商店街しかありませんでした。たった一人で作り、たった一人で売り、そしてお店の2 階に住む。早朝から深夜まで働き続ける毎日。店もけっこう古くてたいへんでしたが(笑)。
それでも楽しかったですよ。自分の作ったムシパンが店頭に並び、それを買いに来てくれたお客さんに「ここのムシパン、美味しい!」と喜んでもらえることが こんなにも幸せなこととは、開業前は想像もしてませんでした。
開店当初は4種類だったメニューも、その後どんどんと増え続け、「商店街に変わった店ができた」と話題になり始めました。それを聞きつけた記者から取材を いただくことが続き、テレビ・雑誌・新聞といったメディアでもお馴染みになり、どんどんと有名になっていきました。
2006年に店を引越し新装開店しました。スタッフも総勢6名になりました。地域の子供達とムシパン教室を開催したり、ビジネスセミナー講師などの依頼まで舞い込むように なったのもこの頃です。
2008年には阪神百貨店の催事に初出店。一人5個までという個数制限を設けたにもかかわらず、開店から閉店まで「待ち時間1時間30分」の大行列。催事 終了後も、全国の百貨店から出店の依頼が殺到しました。
正直、私は毎日、美味しいムシパンを作ることぐらいしか考えてないんですけどね(笑)。ふと気がつけば、いつの間にか「大阪を代表する繁盛店」になってい ました。本当にありがたいことと思います。










